プラセンタ注射の規制が緩和されました

ようやく秋らしい季節になってきましたね🍁
 
さて、当院のスタッフも多数継続しているプラセンタ注射。更年期障害や、生理前後のお悩みなど、女性ならではの症状はもちろん、「なんとなく調子がいい」「お酒を飲んだ次の日がつらくない」などと男性ファンも多くいらっしゃいます💡
 
プラセンタはヒトの胎盤から作られているので、安全性担保の面から、「これまで一度でも注射を受けられた方は、生涯、献血ができない」という厳しいルールがありました。それがこの秋から、厚生労働省の方針により、大幅に緩和されました。
生涯献血できない、と聞くと、なんとなく怖い感じがして二の足を踏んでいた方も多いと思います。今回規制が緩和されたことにより、興味はあるけどなかなか踏み出せなかった、といった方にも選択肢が増え、ポジティブな見直しとなっています。
 

💡 今回の主な変更ポイント

●これまでのルール(2026年9月まで)
プラセンタ注射を一度でも打った人は、期間を問わず「生涯にわたり献血不可」。
●これからの新ルール(2026年10月以降)
最後のプラセンタ注射から「3か月」経過していれば、条件を満たすことで献血が可能になります。
 

🧐 なぜ今まで制限されていて、なぜ今変わるの?

プラセンタはヒトの胎盤を原料としているため、かつて世界的に懸念された「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)」のリスクを「万が一」に備えて予防する目的で、約20年前から厳しい制限が設けられていました。
しかし、その後の国内外でのvCJDの発生状況や感染リスクの評価、海外の献血制限の動向などを総合的に検討した結果、2026年1月に厚生労働省の審議会で「制限を撤廃することが適当」との方針が示され、今回の見直しに至りました。
 

⚠️ 今後の治療や献血で知っておきたいこと

●定期的に注射を続ける場合には注意が必要です。
定期的にプラセンタ注射を打っている間は献血ができません。献血を希望される場合は、最後の接種から3か月間空けるスケジュール調整が必要になります。
 
●最新情報は日赤のサイトへ
実際の問診システムへの反映や細かな運用ルールについては、事前に日本赤十字社の公式サイトで最新情報をご確認いただくことをおすすめします。
→日本赤十字社の公式サイト
 
●ご自身の接種記録をメモに
献血の問診では、プラセンタ注射の使用歴や最後に注射した時期を確認されることがあります。ご自身の最終治療日(できれば製剤名も)をメモしておくとスムーズです。
 
ちなみに、プラセンタにはメルスモンとラエンネックという2種類があり、今回どちらも規制緩和の対象となっています。
メルスモンとラエンネックの違いは↓こちらです。

 

 

項目 メルスモン(MELSMON) ラエンネック(LAENNEC)
主な保険適応症 ・更年期障害

・乳汁分泌不全

・慢性肝疾患における肝機能の改善
主な使用目的(自由診療含む) ・更年期症状の緩和

・美肌・エイジングケア

・疲労回復

・肝機能のサポート

・疲労回復、肩こり改善

・美肌・エイジングケア

一回の投与本数 ・一回1本まで(保険適応の場合) ・一回1~数本可(保険適応外)
投与方法 ・皮下注射のみ ・皮下注射 または 筋肉内注射
添加物(痛み対策) ・ベンジルアルコール配合(痛みを和らげる効果あり) ・配合なし(メルスモンに比べるとやや痛みを感じやすい)

 

プラセンタは、お肌のターンオーバーを整えたり、内側から若々しさをサポートしたりと、ファンの多い治療方法です。かく言う私も、スタッフからの「絶対に打ったほうがいいです!!」という愛のある強い勧めにより、ここ半年ほど週2回、ラエンネックを打っています。ピンポイントにこの症状を治したい、といった場合は通常の処方薬などを使ったほうが良いと思いますが、全体的になんとなく調子がいい、肌の不調がない、などの効果を実感しています👍
 
更年期障害に該当する年齢の方で、まずは保険診療で試したいという方はメルスモン、しっかり一回で効果を出したい!といった方は一回で数本打つことができるラエンネックが良いと思います💡最初は週2~3回、調子がいいな、と実感できたら週1~2回で継続されることをおすすめします🎵
 
今回の規制緩和により、「これなら安心して始められる」「久しぶりに献血に行ってみようかな」という方は、診察時にぜひお気軽にご相談くださいね!

 
→保険適応外のプラセンタ注射のメニュー詳細はこちらから>>

 

→ご予約はこちらから>>

 

監修:菊地さやか(あおば麻布十番皮膚科スキンケアクリニック院長)

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