<目次>
1.フォトフェイシャルとは何か – 光治療で気になる「シミ」へアプローチ
2.当院のフォトフェイシャルの特長
2.1 患者さんの肌状態に合わせたオーダーメイド治療(波長・フィルター、照射方法の選択)
2.2 幅広い肌悩みに対する総合的な対応力
2.3 医師による試験照射での安全性を確保
1.フォトフェイシャルとは何か – 光治療で気になる「シミ」へアプローチ
フォトフェイシャルは、IPL(インテンス・パルス・ライト)を用いた光治療技術です。肌の表層から深部まで光エネルギーを浸透させ、メラニン色素や拡張した血管に働きかけることで、シミ・くすみ・赤み・毛穴の粗さ・細かなシワなど、複数の肌トラブルを同時に改善します。
選択的な光波長により色素組織や毛細血管に穏やかに作用するため、施術時の不快感は軽微で、回復期間も短縮されています。治療完了後は肌の色調が整い、明るさと透明度の向上を多くの患者様が体感されています。初回診療では肌の反応性を確認する試験照射を実施し、安全性と治療効果の最適なバランスを慎重に判断いたします。
2.当院のフォトフェイシャルの特長
2.1 患者さんの肌状態に合わせたオーダーメイド治療(波長・フィルター、照射方法の選択)
患者さんごとに異なる肌質・シミの性質を踏まえ、複数のフィルターを組み合わせて照射設定を最適化します。深部の濃いシミには長波長を、表層の薄いシミには短波長を使い分け、血管性の赤みには特定波長を用いるなど、個々の悩みに合わせたカスタム照射を実現します。

レーザー治療波長と皮膚層の関係
2.2 幅広い肌悩みに対する総合的な対応力
当院で導入しているフォトフェイシャル機器「M22」は、色素トラブルだけでなく、赤ら顔・毛細血管拡張・ニキビ跡の色素沈着・毛穴の開き・小ジワ・ハリなど、さまざまな肌悩みにアプローチします。部位ごとに最適な波長を組み合わせ、フィルターやショット数の制約を設けず、全顔の総合的な肌質改善を目指します。ニキビ跡の炎症性色素沈着:炎症後に生じた色素沈着や発赤をケアし、肌色を均質に調整します。
総合的肌質向上:真皮層到達光がコラーゲン合成を刺激し、毛穴収縮、小ジワ減少、弾力性・張り感の向上に寄与します。
患者様の肌質と懸念事項に対応し、部位別に最適な波長をカスタマイズして組み合わせ照射いたします。フィルターやショット回数に制約を設けないことで、シミ治療を超えた顔全体の包括的肌質改善を実現し、多数の方々から高い満足度をいただいております。
2.3 医師による試験照射で安全性を確保
通常は看護師が担当することが多い治療ですが、当院では医師が試験照射を実施します。肌の表皮・真皮の状態を丁寧に評価し、波長・パルス幅・照射エネルギー密度などを慎重に設定。肌反応を医師が直接確認することで、安全性と効果の最適化を図ります。
専門的知識とこれまでの臨床経験に基づき、光の波長、パルス幅、フルエンス(エネルギー密度)等の照射パラメータを精密に設定します。シミや赤ら顔等の多彩な肌トラブルに対応し、個々に最適化された照射方法を確立し、医師自らが患者さん一人一人の肌の反応を確認いたします。
3. 治療手順と留意事項
ご来院の際は、まず医師による詳細な診察と丁寧なカウンセリングにより、肌状態やシミの分類を正確に判定いたします。その後、個々の条件に適した波長とフィルターを選定し、治療を開始いたします。施術時間の目安は約20~30分です。
照射後は、軽度の発赤や熱感が生じる場合がありますが、数時間程度で改善されることが多いです。
シミの色調が一時的に濃化する「黒浮き」現象は、治療後のシミ改善過程における正常な肌のターンオーバー(新陳代謝)反応です。これは1~2週間程度でかさぶた状となり自然に脱落し、薄化していきます。テープによる保護は基本的に不要です。
効果を十分に実感するには複数回の治療が効果的で、定期的な通院をお勧めしています。ご不明な点がございましたら、初回カウンセリングでお気軽にご相談ください。
4. 初めて美容施術を受けられる方へ
フォトフェイシャルは痛みが少なく、ダウンタイム比較的も短い部類の美容施術のひとつです。照射の強さについては、肌への負担を抑えつつ治療内容を個別に医師が細かく調整します。フォトフェイシャルの施術後ダウンタイムが短いため、お忙しい方にも適しています。ご不安な点があればカウンセリングで詳しく説明します。
5. フォトフェイシャル経験者の患者様へ
フォトフェイシャルは継続照射によって透明感や弾力の改善がより実感しやすくなります。同時に、シミの再発抑制効果も期待されます。
さらに、麻布十番のあおば皮フ科クリニックで導入しているフォトフェイシャル「M22」は、複数のフィルターを使い分け、部位別に最適な波長設定を実現します。
シミやそばかすの色素に効果的に作用する表皮メラニン専用フィルター、赤ら顔には血管拡張に反応するフィルター、深部のコラーゲン生成を促進するフィルターを組み合わせることで、肌全体の質感向上と色調改善を目指します。
複数回の継続照射により、総合的な美肌効果を実感していただくケースが多く、治療後のスキンケア指導も丁寧に実施いたします。
6. フォトフェイシャルに関するよくあるお問い合わせ
Q1: 治療時に痛みはありますか?
A1: 強い痛みはほぼなく、大部分の方が軽微な刺激や、あたたかみのある温感を感じる程度です。痛みに敏感な方には麻酔クリーム等で不快感を軽減いたしますのでご安心ください。
Q2: シミの改善には何回程度必要ですか?
A2: 個人差はございますが、通常5回程度の定期治療で効果を実感される方が多数です。肌のターンオーバー周期に合わせて、約4週間間隔で5~6回の治療を推奨しています。継続していただくことで、効果の定着とさらなる美肌効果が期待できます。
シミの種類や患者さんの肌質や肌状態により、適切な回数は変動しますので、カウンセリング時に詳細はご案内いたします。
Q3: フォトフェイシャル施術後の副作用や注意点について教えてください。
A3: フォトフェイシャル照射後に軽度の発赤や熱感が生じることがありますが、大部分は数時間~翌日までには改善します。稀に色素沈着のリスクがありますが、適切なスキンケアと徹底した紫外線防護により予防可能です。治療後の肌は敏感なため、保湿も重要です。当クリニックは皮膚科専門医が在籍しており、万一の際も迅速に対応いたしますのでご安心ください。
Q4: シミ治療後の注意事項は?
A4: 最重要なのは「紫外線防護」と「保湿」です。治療後の肌は敏感なため、日中は必ずSPF30以上の日焼け止めを使用し、帽子や日傘をご活用ください。また、高保湿のスキンケア製品で肌を十分に潤すことも重要です。過度な摩擦や強い刺激は避け、血行促進につながる長時間入浴や激しい運動は、治療当日のみ控えることをお勧めいたします。
Q5: 肝斑にも適応可能ですか?
A5: 肝斑の場合、通常は慎重な判断が必要ですが、当クリニックのM22には「肝斑モード」が搭載されており、穏やかな設定での照射が可能です。医師が肌状態を診断し、悪化を防ぐよう最適な治療方針をご提案いたします。
Q6: 治療後にシミが一時的に濃くなる理由は?
A6: シミが一時的に濃化するのは「黒浮き」と称される正常反応です。光に反応したメラニンが浮上し、1~2週間でかさぶた様に脱落して薄化いたしますのでご安心ください。
Q7: フォトフェイシャルの施術時間はどの程度ですか?
A7: 洗顔から治療、クールダウンまでを含めて、約30分程度で完了いたします。
Q8: フォトフェイシャルによるシミ治療を受けられない場合は?
A8: 妊娠中・授乳中、治療部位に感染症や炎症がある方、過度な日焼けをされている方、光過敏症、ケロイド体質、てんかんの既往がある場合は、治療をお控えいただくことがあります。詳細は医師にご相談ください。
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