わき汗、手汗 気になる時期ですね💦 ただいま、わきボトックスキャンペーン中です!
こんにちは!
ムシムシと暑い日が続きますね💦
今年は6月に昨日28日までで11日の真夏日を記録しており、これは過去最多記録だそうです🥵
気温、とくに最低気温が高くなると汗が気になる方が増えると言われていますが、今日は汗について、とくによくあるお悩みの「わき汗」と「手汗」についてお話しします。
「服に汗ジミができて困る」「人と握手するのが恥ずかしい」そんな経験、ありませんか?これらの症状は「多汗症」という疾患で、最近良い治療薬が増え、適切な治療で改善が期待できるようになりました。
多汗症って何?
多汗症は、日常生活に影響が出るほど汗をかいてしまう疾患です。暑くなくても、緊張していなくても汗が出てしまうのが特徴です。
部位により、わき汗(腋窩多汗症)、手汗(手掌多汗症)、全身性多汗症などと分類されます。
また、原因により、
・続発性多汗症:他の病気や薬の影響で起こるタイプです。原因を治療すれば改善が期待できます。
・原発性多汗症:特に原因がないタイプで、体質的なものです。多汗症の大部分がこちらに当てはまります。
に分けられます。
わき汗(腋窩多汗症)でよくあるお悩み
・衣服に汗ジミができるので、薄い色の服が着られない
・汗の臭いが気になる
・白い服が黄ばむ
・人前で腕を上げられない
・制汗剤が効かない
手汗(手掌多汗症)でよくあるお悩み
・握手や手をつなぐのが恥ずかしい
・書類やスマホが濡れる、テストの紙が湿ってしまう
・ハンドルが滑ってしまう
・汗が気になってしまって積極的になれない、仕事や日常生活に支障をきたす
以上のようなお悩みがある方は、適切な治療で改善する可能性があります✨
治療方法
当院では、それぞれの患者さんの症状に合わせて、適切な治療法をご提案させていただきます。
1.外用薬(保険適応)⇒わき、手
2020年にエクロックⓇゲルという日本初の多汗症治療外用薬が発売になって以来、3種類の多汗症治療薬があります。
わき汗(腋窩多汗症)には
・エクロックⓇゲル
・ラピフォートⓇワイプ
手汗(手掌多汗症)には
・アポハイドⓇローション
の計3種類です。
いずれも、エクリン汗腺が交感神経から伝えられる汗を出す指令を受け取れないようにブロックすることで、汗を抑えることができます。
効果が出てくるまでに2週間程度かかることもあるので、継続して塗り続けることが大切です。まったく汗が出なくなる、というわけではないのですが、比較的しっかり汗を抑えてくれます。
また、いずれもその作用機序により、かぶれ、口の乾き、光をまぶしく感じる、などの副作用が出ることがありますので、注意して使用しましょう。
2.外用薬(保険適応外)⇒わき、手、足など
・塩化アルミニウム
汗腺を塞ぐことで汗を抑制します。軽度~中等度の多汗症の方に有効です。
保険適応の3種類の外用薬(エクロックⓇゲル、ラピフォートⓇワイプ、アポハイドⓇローション)はわきと手のみが適応ですが、塩化アルミニウムはそれ以外の場所(足の裏など)にも使えます。また、ラピフォートⓇワイプは9歳以上、エクロックⓇゲル、アポハイドⓇローションは12歳以上が適応となりますので、それより小さいお子さんにも使うことができます。
保険適応外ですので、当院での自費処方箋料(¥680)と、薬局でのお薬代(100mlで¥700~)がかかります。
3.内服薬 ⇒全身
これまでご紹介した外用薬が基本の治療法ですが、より効果を出すために内服薬・漢方を併用することもあります。
4.イオントフォレーシス ⇒手、足
患部を水に浸し、弱い電流を流して発刊を抑制する治療法です。水中で発生した水素イオンが汗の出口を小さくすることで、汗を抑えると言われています。
保険適応の治療方法ですが、通常週1~2回の通院が必要となります。当院では行っておりませんので、ご希望の方はご紹介させていただきます。
5.ボトックス注射 ⇒わき(手に行うこともあります)
外用薬、内服薬で十分な効果がなかった方には是非試していただきたい治療方法です。
汗を出す神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を抑制し、汗腺の活動を弱めることで、発汗量を減少させます。
両わきに細かくボトックス注射をしていきますが、表面麻酔を使うことで注射の痛みはかなり抑えられます。注射後、2~3日後より、汗が減っていることを実感でき、これまでご紹介してきた治療の中では一番効果があると言って良いでしょう。ちょっと高価な治療ではありますが、一度注射をすると、3~6ヶ月程度効果が持続しますので、わきの汗やにおいでお悩みだった方にはお勧めの治療方法です。一年を通してみると、夏の汗はボトックスでしっかり抑え、秋~春は外用薬で治療していくのが良いでしょう。
重症例では保険適用になります。
6.手術 ⇒手
手汗の治療で胸腔鏡下胸部交感神経切断術という手術を行うことがあります。全身麻酔に伴うリスクや、代償性発汗(別の部位の汗が増えてしまう)が起こる可能性があります。
7.ミラドライ ⇒わき
マイクロ波を使ってわきの汗腺を破壊し、多汗症やワキガの症状を軽減する治療法で、保険適応外です。当院では行っておりません。
皮膚科で診る疾患の多くは、他の人の目に触れる部位に症状が現れることが多く、生活の質(QOL: Quality of Life)が低下しやすいと言われています。中でも腋窩多汗症(わき汗)や手掌多汗症(手汗)は、日常生活や人間関係に深刻な影響を及ぼすことがあり、QOLへの影響が特に大きいことが報告されています。
汗の相談をするなんて、恥ずかしい。。といった方もいらっしゃるかと思いますが、多汗症は珍しい症状ではありません。たくさんの方が治療を受けて、快適な生活を送っていらっしゃいます。是非汗のお悩みから解放されて快適な日常生活を送るため、お気軽にご相談ください🍀
🌟現在、わきボトックス注射のキャンペーン実施中です!🌟
当院ではアラガン社のボトックスビスタを使用し、わきボトックスを行っています。
7月31日までですので、この機会にぜひお試しください🎵
両わきで100単位: 通常¥66,000⇒ ¥49,800
50単位: 通常¥44,000⇒ ¥32,800
(しっかり抑えたい方には100単位をお勧め致します)

わきボトックスキャンペーン